テレビ番組(新映像の世紀・バタフライエフェクト)の話

年末にテレビ見る余裕がやっとできた。バタフライエフェクトめっちゃ面白い。勉強になる。知らなかったことがいっぱい。知ってたこと(点)が線になるのでおぉ!って思って楽しい。


田中角栄

 39歳で大臣、マスコミ使った戦略、ガソリン税で高速道路開発、新幹線・空港も開発で地方と東京を結ぶ、日本中にコンビナート、工業地帯を誘致、土地の値上がり、西武グループ、苗場スキー場、総理大臣54歳、中国国交正常化、オイルショック、物価高、支持率12%、57歳、辞任、ロッキードから5億賄賂、逮捕、その後も当選続ける、脳梗塞、享年75歳。

 都市部と地方の格差をなくす、がライフワークだったが、活動していた1960〜1970年と2020年代を比べると、都市部への人口集中の流れが止まることなく加速して、格差は広がってしまった。均等に発展することはなかった。よほど地方に魅力がないと、若者が都会に出る流れは変わらないということ。

ただし、収入面殿も格差は地方にコンビナートが誘致されたことで、縮まった。地方の人口流出においても同様に減少したので、製造業を地方に分散させたことで、地方と都市の格差は縮まった。この頃に団塊の世代の就職が終わったことも地方の人口流出が減った要因。

しかし、製造業が海外に流出し、サービス業・情報技術の時代になったことで、地方と都市部の格差は、拡大しつつあると思われる。

 1970年代には大阪圏への人口流入は止まり、大阪圏は人口流出地域。今流入しているのは、東京と名古屋。地方も中核都市に限っては人口増加。札幌、仙台、福岡など。人口流入と経済成長は比例しており、経済成長のためにも人口流入は必要だが、東京、名古屋への集中を避けるには同様の傾向を持つ地方中核都市が経済成長することが重要。


ビートルズ

 ジョンレノンは40歳で無くなった、ビートルズは実質60年代の10年しか活躍してなかった、メンバーはみんな団塊の世代、音楽のルーツは黒人、ビートルズ以前は演奏者が作詞作曲してなくて分業していた、長髪・演奏後に一礼がビートルズスタイル、人種差別には反対しててモハメドアリと共演してた、ってことを初めて知った。

 自分がジョンレノンよりも長く生きていることにびっくりしている。ビートルズ団塊の世代ってこともびっくりした。人口が多い世代のエネルギーとか熱狂とかすごい。団塊ジュニア世代は日本だとX JAPANとかあと小室ファミリーに熱狂した感じか。その次の団塊ジュニアジュニアは山がないからものすごいムーブメントはないだろうな。

 めちゃくちゃ長く活動していたイメージだったけど、実際は60年代の短期間だったので、当時のことだからめちゃくちゃ働いたんだろうと思う。大変な活動期間だったんだろうと想像している。曲作りも並行していたし。ファンの熱狂、失神の映像とかすごかった。ビートルズを聴いて、ビートルズがインドでドラッグの代わりに瞑想し出した、ってところから、横尾忠則さん、スティーブ・ジョブズビルゲイツも影響を受けたというつながりが、バタフライエフェクト、って感じで、おぉってなった。文化を作る人の行動が次の文化を作る人を作っていった、というところがいい。


ハリウッド編

 東海岸エジソンが作った映画、エジソンが特許使用料をべらぼうに高くしたので、映画関係者が西海岸、ハリウッドに逃れて映画の都ができた、映画業界はユダヤ人の商才が花開いた、というところ、知らなかった。エジソンがめちゃしなかったらハリウッドじゃなかったのか、遠い田舎だったからユダヤ人とか新規参入しやすかったのか、と思った。芸能の世界だけじゃなく、権力もつとああなるよな、という話。競争に勝った人たちはある種無政府状態、俺が王様、みたいになる。それはあんまりよくないからと規制するとそこを目指す人は減ってしまって陳腐化してしまうんだろうか、新陳代謝が進んでより良くなるんだろうか、より良くなっているように見えて、実際はその当時の王様的な方が亡くなったあと真相が明らかになる、という流れなんだと思う。自分はそんなところまでは行けないし、目指さないけれど、人間を駆り立てる欲ってすごいなと思う。